"photobashiru" ...

写真を中心に、ほとばしってるものを。

岡山(2023. Sep.)

岡山城を見ようと思って早起きをした。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

最近は歳のせいか、割と朝起きるのも平気になってきたので、普段と環境の違うホテルに泊まっていたとしても 5-6 時に起きるくらいは容易い事である。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

そうして、もうすっかり明るくなっていたのだが、堀のこの景色を見た時、既視感があると思った。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

以前、来た事があっただろうか?

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以前、広島に少しの間いた事があったので、その頃に立ち寄ったのかもしれない。

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そうそう、そんな気がする。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

写真もその時は珍しく撮らなかったので忘れていたのかもしれない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

それとも、撮ったものの、一度 OS アップデートの際に誤ってバックアップデータを消去してしまい、それまでの画像を全て失うという大失敗をした事があるので、それで忘れているのかもしれない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

夕方から夜にかけて立ち寄ったような気もする。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

城にライトアップがされていて、後楽園の中を少し歩いたような気もする。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

夜だったので、後楽園はあまり見えなかったけれど、昼間にもう一度来てみたいと思ったようにも思う。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

この堀にしても夜に見たはずなのだが、もしかすると、どこかの城と勘違いしている可能性もあるだろうか。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

バタバタと荷造りをしていたらカメラを入れるスペースがあまりなかったので、ひとまず GR だけ鞄に放りこんできた。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

普段、一眼レフで撮り慣れているので、GR だけというのは少し心許ない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

しかし、毎度のことながら、いざデータを見てみればちゃんと撮れているので、安心すると同時に、違和感のようなものを感じる。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

カメラの大きさと画像の質がチグハグな感じがして、変な感覚になるのである。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

一眼レフの場合、実際にピントがあったのを目で確認しているので、安心感があるのかもしれない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

液晶モニターを確認するだけでは、どうしても画質に確信が持てないところがある。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

GR の場合、フォーカスは完全にカメラ任せにしているので、ピッと焦点があったらシャッターを切るだけである。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

少し前までは、GR でまでマニュアル操作で撮っていた事があったが、何かの拍子に ADJ. レバーが陥没して機能しなくなってしまったので、それ以来 Av. モード(絞り優先)で撮ることを余儀なくされている。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

GR の ADJ. レバーは絞りやシャッタースピードの調節に使えるばかりでなく、押し込むことでボタン操作に対応している高機能なレバーである。

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まさかこのレバーが陥没するなどとは思ってもいなかった。

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カメラは精密機械には違いないのだろうけど、割と過酷な環境でも撮れるように丈夫なイメージがあり、私は扱いがつい雑になってしまう。

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GR などその小ささから、ついポケットに入れたくなってしまう。

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そんなふうに扱っているから、レバーが陥没したり、センサーにゴミがついたりするのだろう。

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私の使っている GR はもう購入して 10 年ほど経つと思うのだが、買った当時で既に発売からは数年経って価格がこなれていた頃だったと思う。

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10 年も経つわりには普段はあまり使用していなかったので、まだ 5,000枚くらいしか撮っていない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

もう少し丁寧に使用すべきなのだろう。

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今回もセンサーにゴミが付着してしまっていた。

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ADJ. レバーが陥没した際に、本体を解体してなんとか見た目だけでも、レバーを元通りに戻したが、もう本体を解体するのは嫌だなと思った。

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それなのに、ゴミが大量についていることが発覚し、ちょっとかなり凹んでいる。

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今回は特に空を写したものが多かったので、ぽちぽちとスポット修正を淡々とこなさなければならない羽目になった。

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最初は諦めかけたが、いざやってみると割と分からないもので、なかなか優秀な編集ソフトである。

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きっと言わなければ、ホコリの影があったとは誰も気づかないだろう。

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ダストリムーバル機能のついた最新の GR が欲しくなる。

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しかし、いくらダストリムーバル機能がついていたとしても、密閉された GR ではゴミ除去は限界があるのかもしれない。

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レンズ交換式とコンデジと実際どちらが埃が付きやすいのだろうか?

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K-1 や K-3 III を使用している感じでは、ダストリムーバルが優秀なせいか、ダストが気になることは全くないと言っていい。

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もし埃が写った場合でも、ブロワーで中を適当に吹いたりして、センサークリーニングを繰り返していれば、元通り綺麗な状態になる。

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そのような点ではコンデジというのはやはり面倒だなと思ったりする。

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普通はお店でメンテナンスしてもらうのが良いのだろうけど、時間がないので補償を諦めて自分でネジを外して解体する。

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もう何度か解体しているので、ネジの何本かは紛失してしまったかもしれない。

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それで、外見はあんなにすっきりとしている GR であるが、中を見ればぎっしりと配線なんかが詰まっているのを目の当たりにすると、あの大きさに収めるのも大変なのだろうなと毎度思う。

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なんだか生き物の内臓でも見ているような感じがする。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

それで、最新の GR のレビューを見てみると、センサーゴミのことを気にして質問している人がいる一方で自分は今まで埃などついたことは一度もない、という人がいて、当然ながら使い方が重要なのだなと思ったりする。

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私のように GR を平気でポケットに入れるような人は GR には向いていないのだろう。

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K-3 III にしても、せっかく新品で買ったというのに、いつの間にかボディにはいくつもの傷がついてしまっている。

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私にはカメラは中古で十分なのかもしれない。

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ADJ. レバーは使えなくなったものの、Av. モードの撮影はマニュアルと比べると遥かに快適で、せっかくの機動性の高い GR なのだから、もう Av. モードでいいやという感じがする。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

分かりにくいが、上の写真、魚が四段飛びをしていた。

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魚が飛び上がるというのはたまに見る事があるが、同じ魚が連続して4回も5 回もジャンプするなんてどんな威勢のよいやつなのだろう。

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毎日、ジャンプする練習でもしているのだろうか。

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魚にもストイックなやつがいたものである。

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Av. モードでは絞りだけ決めて、感度とシャッタースピードをカメラが調整してくれるので露光で迷う事がほとんどない。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

最近は、ずっとマニュアルで撮っていたので、プラスマイナス補正というのがいつ使うものなのか理解できていなかった。

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今回、Av. モードで撮っていて、やっと理解した。

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ISO 感度は上げすぎるとノイズが多く出るようになるので、上限に制限を設ける事ができる。

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そうすると、暗い場所で適正な露出にするにはシャッタースピードを遅く(露光時間を長く)する必要が出てくる。

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プラスマイナス補正をゼロにしていると、明るい場所では問題ないが、少し暗いところになると ISO が 設定された Max になり、シャッタースピードが極端に遅くなる場合がある。

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そうすると手ぶれが起こりやすくなるので、少し暗い場所ではマイナス側に補正した方が良さそうである。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

最近マニュアルで撮影している時も大体 -1 から -2 くらいになるように露光を設定しているので、初めからゼロではなくそのようにしておいた方が ISO 感度にも余裕が出る。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

今回見ていたら、結構明るいところでも ISO 1600 とかになっている事があった。

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というのも、最近絞って撮るのが好きになってきていて、今回はほとんど f8 で撮っている。

Camera: GR, Lens: f=18.3mm 1:2.8

f8 だとかなり暗くなるので、ISO はすぐに上がってしまう。

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それでも思ったほどノイズは激しくないかなと感じている。

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しかし、プラスマイナス補正のことに気づいたのが最後の方だったので、ほとんどは 0 の設定で続けてしまっていた。

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次回から気をつけるようにしよう。

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GR には ADJ. レバーの他に前方にもダイヤルがあり、設定でそこの割り当てを決められるので、ADJ. レバーが使えなくなってもなんとか使用できるのはさすがだなと思う。

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むしろ、マニュアルで撮るかどうしようかと、変な迷いが無くなったのでよりシンプルなカメラになって良かったかもしれない。

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いつの間にか、後楽園の中である。

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トリミングしても申し分のない絵である。

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城の周りをぐるりと回って、後楽園の所まで来たら、ちょうど 7:30 開園ということでほぼ一番乗りで入園できた。

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実は入園口は別のところにもあったようで、入ってみると私の他にも歩いている人はちらほらいたようである。

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中を歩いてみると、やはり以前に歩いた事があるような気がする。

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かなり広くて、一通り回るのに1時間くらいはかかっただろうか。

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蓮が生い茂った池があったり、竹林があったり、池には鯉がいたり、稲が植えられていたり、といろいろな景色が作られている。

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岡山駅から岡山城まではだいたい 20 分くらいで歩けるくらいの距離だが、路面電車が走っていたり広島の街と似たところがある。

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とても発展していて、住むには不自由なさそうなところである。

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川が街中を流れているというのも広島と似ているが、サイズ感は広島がフルサイズなら岡山は APS-C と言ったところだろうか。

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どちらが良い悪いと言う意味ではないけれど、何となく広島は広大な感じがする一方で岡山は凝縮感がある、と言う感じがした。

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岡山城近くのホテルに向かう時、商店街のようなアーケードがあったのでその中の居酒屋にふらっと入った。

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ここは繁華街かと聞いてみたら、裏通りだと言う。

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確かに、表通りというのが駅から走っている一番大きな道があったからその周辺が一番賑やかなところなのかもしれない。

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表通りを歩いていると思っていたら、実は裏通りで、無意識のうちに自分はそのような道を選んで歩いて裏通りにありそうな店に入っていた。

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何となくカウンターに座って広島にいた事があると言ったら、自分が住んでいたのと同じ街に店主の方もいた時期があると言う。

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チェーン店のその街の支店で働いていたそうであるが、さすがに時期までは被ってはいなかっただろう。こう言うちょっとした偶然、時々あるので世間は狭いなと思う。

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何にしても、ちょっとした共通点を見つけただけで、何となく親近感が湧くし、その瞬間に一気にその店の選択は成功へと傾いていくものである。

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居酒屋だが店主の雰囲気がちょっと Bar のような感じもする、岡山では米どころで雄町米(おまちまい、酒を作るのに使う品種の一つ)を作っているとか、土産には大手饅頭が良いとか、ちょっとした情報収集ができた。

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日本酒も何種類か試せたし、刺身の盛り合わせや、名前は忘れてしまったけど期間限定の何とかという魚のたたきとハモの串焼きがとても美味かった。

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雄町米の酒は味がやさしいというか、何とも飲み易く、すっと体に馴染んでいく気がする。水のような酒が良いとはよくいうけど、それともまた少し違う気がする。

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ホテルは岡山城に近かったので、そこをとったのだけど、いつもそれも何かの縁と思って、ホテル周辺の店に優先的に行くようにしている。

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昼間から炭焼きの焼肉屋に入ってしまって、身体中炭焼き臭くなったりしていたけど、体験としてはなかなか面白かった。

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Bar はないかと地図で探したら、どこかで聞いたような名前の Bar がちょうど近くにあった。

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どこで聞いたのかと思い出していたら、香川のバーテンダーの方が岡山に行く事があると言っていたのを思い出して、その時の記憶が微かに頭の片隅に残っていたようである。

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Bar に行ってみて、実際その記憶は正しかったようだ。私の頭にしては上出来である。

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この Bar との出会いは、今回の旅の中ではクライマックスと言っていいだろう。

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日々の暮らしの中で少しずつ積み上げてきたもの、タイミング的にこれほどマッチしたことがあったかと思うほど、良いタイミングでの出会いであった。

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以前の私だったら、今回ほど理解できなかったと思う。

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馴染んでようやく理解できる世界というのがあるが、今までのさらに先の世界を見た気がした。

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これだけで岡山に来た甲斐があったと思えるし、また来たい場所になった。

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美味いものはいろいろあるようだし、酒もあるし、街中に城があるのもいい。

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街に川とか、水が豊富にある場所というのは大体気持ちが良いものだ。

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アクセスは飛行機で羽田から 1 時間、新幹線なら 3 時間だが、トータルでの所要時間は大体同じ、金額も大体同じである。

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私は飛行機の窓から景色を見るのが好きなので、迷わず飛行機を選ぶ。

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飛行機からの景色は夜景も良いのだが、明るい時間、夕方もなかなか良い。

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天気が少し変な感じだったが、雨雲の間から一瞬だけオレンジ色の夕日が見れたのは印象深い。

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着陸前のほんの一瞬の出来事だったので、写真も撮れなかったが、何とも幻想的な面白い出来事だった。

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空から見下ろすと、田んぼがずっと広がっていた。岡山というと、フルーツのイメージが強かったが、米どころというのはこの時から何となく理解した。

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桃太郎とかきび団子は、まだいいかな、という感じである。