一体何年ぶりの京都だろうか。コロナ禍になって早3年、その間ほとんど遠出しなくなったせいか、旅行にお金を使うのが勿体無いような、すっかり貧乏症になってしまったのだけれども、久々に用事があって京都に来た。多分 5 年ぶりだろうか。毎度のことながら、今回も夜行バスである。夜行バスならもっと気軽に来れば良いのだが、何となく腰が重くなってしまったようである。
夜行バスから降りて少しぶらぶらしていると、もう 5 分も待てば開店時間というラーメン屋があって、夜行バスのお客にちょうど良い時間帯に合わせてくれているのかと思うほどであるが、毎度のことながら地元のお客さんが開店前から店の前に一人か二人必ず並んでいるのである。普通のラーメンだと思うのだが、今回も御多分に洩れず、入店。どうもこのラーメンなしに京都は始まらないらしい。
腹ごしらえが終われば、早朝のことなので駅の周りを少しぶらつきながら、毎回撮っているであろう京都タワーを写真に収める。これももはやルーティン化している。
10 年前に京都に来た時には、やはり夜行バスで、K-r を持ってやって来ていた。その時もこんな風に駅の構内を撮ったんだっけと懐かしくなり、心地よいと思うアングルを探ってみる。確認してみると、以前の方が広角で撮っていた。 K-r に 15-135 mm のズームレンズをつけていたのだろうから、一番広角側で撮ったのだろう。それ以外はほぼ同じような構図であった。自分の中の一貫性を見つけると何となく落ち着くような気がする。
5 年ぶりということで、来れば必ず立ち寄ることにしている料理屋さんとか Bar 、前回に行きそびれてしまった新開拓の Bar、これらのバランスが重要であるが、コロナ禍で溜め込んだ分を一気に吐き出したように満喫することができた。もちろん財布の中身も同時に吐き出されてしまった訳だが、それはそれでなかなか良い金の使い方だと思っている。
