滋賀は京都に隣接していて、30分も電車に乗ればもう琵琶湖である。そんな訳で京都に来るときは滋賀に泊まることもよくある。近江牛とか観光資源も意外とあって私はとても好きなのだが、京都人にしてみれば田舎という扱いらしく、関東圏における埼玉のような位置づけなのだろうか。以前、京都の Bar で、お客さんと話していて、滋賀県のお店で会計後に「ありがとうございます」と関西訛りで言われたのが私には何とも心地よく感じられた、などと話したら、京都の人間だったら「おおきに」と言う、と返されて、そう言えば京都では必ず「おおきに」だなと思った。関東の人間からすれば、「おおきに」はコテコテの関西弁という感じがして、ちょっと抵抗があるかもしれない。
朝露がまだ残っていたのだろうか。限界まで寄って撮ると、やや歪みがあるように感じられるが、わりと良く写るものである。
古ぼけたプラスチックの椅子のような色をしているウメノキゴケはあまり好きではないのだが、何とも立派な大きさのものが育っていた。Wikipedia によれば、都市部には少ないが田舎にはよく生えているらしい。私はむしろ生活圏でよく見かけるような気がしていたが、どうやら私の生活圏は田舎らしい。排気ガスに弱く、大気汚染の指標とされるという。なんでも、二酸化硫黄の年間平均濃度が 0.02 ppm 以上になると弱って減るらしい。
どちらかといえば、下のような形状のものをこれまでよく見かけていたように思うが、上のような立派なウメノキゴケが成長しているということは、滋賀はやはり田舎ということになろうか。京都にも生育しているのかは定かではないが。
琵琶湖は何だか場の空気が良い感じがする。
向こう岸が見えるのは琵琶湖でも南の端の方だからで、北の大きなところに行けば向こう岸は見えなくなるのだろう。景色としては向こう岸が見えた方が湖らしくて私は好きである。
たまに、このように GR の癖のある色合いを強く感じることがある。