(12年前の旅を振り返っている。北海道に渡って6日目。)
そろそろ旅の残り時間も少なくなってきたので、野付半島に寄った後、
宗谷岬まで一気に北上し、美深まで移動した。
野付半島は、荒廃したこの世の果てをイメージするような場所であった。
枯れ木の白い幹が印象的である。
この後、相当な距離を移動したので、とにかく辛かった。
富良野を通り過ぎようとしたのだが、花火大会で道が渋滞していて、
迂回して行った記憶がある。
そのせいで途中にどこを通ったのかもよく覚えていないのだが、
下の写真は層雲峡の景色のように思う。
北海道二日目によく見れなかったので、もう一度通りたくなったのかもしれない。
かなり上の方まで来て、クッチャロ湖に寄った。
最北端に近いだけあり、木はあまり生えていないようだが、
草は生えているので、緑色のなだらかな丘の地形がそのまま表れている。
宗谷岬に着くと、これまで見てきた青い海とは違い、
灰色の海が広がっていた。遠浅なのか、海鳥が歩いていたりする。
北の方は少し寂しい雰囲気もある。