(12年前の旅を振り返っている。北海道に渡って5日目。)
厚岸湖(あっけしこ)を通り過ぎ、あやめが原に立ち寄った。
湿原に似た草原の中、霧が立ち込めて、幻想的な雰囲気であった。
少し歩くと、断崖絶壁の海岸に出た。
こんな景色を見たのは初めてだった。
今までの雄大な雰囲気とは違う、荒々しい景色である。
落ちたら助からないだろうなと思うような場所で、
他に人もいない。
この旅で、一番印象に残った場所かもしれない。
厚岸湖には「厚岸グルメパーク」という道の駅があって、
牡蠣が有名のようだから、これを食べに道を戻ったように思う。
しかし、実際に食べたのかどうか思い出せない。
北海道の牡蠣を堪能 厚岸味覚ターミナル コンキリエ | 道東の観光には厚岸味覚ターミナル コンキリエ
下の写真は厚岸湖のように思うのだが、定かではない。
時刻は夕刻に近いように見える。
近くには「霧多布湿原(きりたっぷしつげん)」というのもあって、
ここも行ってみたかったのだが、この日の内に根室まで移動したかったので、
断念した。
根室に着いた頃には、だいぶ日が落ちてしまった。
夏であるのに、気温が 10 °C くらいで驚いた。
少し眠ったのだが寒くてよく眠れないので、
夜中に眠れそうな場所まで移動した。