毎年、6月の初めになると目が痒くなることがあって、
調べてみると、イネ科の花粉が飛んでいるようである。
イネ科の花粉症の場合、
メロンなどの口腔アレルギーを併発することがあるという。
アレルゲンはプロフィリン(profilin)というタンパク質で、
反応するアミノ酸配列が特定されているようだ。
周囲の人に聞いてみると、メロンを初めとした瓜科の食べ物に対して、
イガイガ感を感じる人は比較的多い。
私の場合はメロンだけだが、
人によってイガイガ感を感じる食べ物の種類が多い人もいる。
しかし、必ずしもイネ科の花粉症を併発する人はそれほど多くないようだ。
実際、私自身も恐らく軽度の花粉症で、PCでの作業による目の酷使、寝不足、
などによる目の疲労と花粉の飛散が重なると目の痒みが発症するようである。
参考:
食物アレルゲン : 食物アレルギー診療ガイドライン2016 ダイジェスト版
実際に花粉を撒き散らしているイネ科の植物の代表としてあげられるのは、
カモガヤ(orchard glass)という多年草だそうで、
明治時代以降に牧草として導入した結果、帰化した植物らしい。
身の回りに普通に生えているほか、川の土手などに多く生えているようだ。
良い天気だったので散歩に出た。
カモガヤと思われる植物。すでに花粉を吐き出した後だろうか。
梅雨の時期、油断していると紫陽花の見頃が以外とすぐ過ぎてしまうので、
今年は休日がうまく晴れになって良かった。