前回に引き続き、PENTAX K-3 III と Super-Takumar 55mm F1.8 の組み合わせ。
今回は、 f8 縛りのカラーバージョン。
モノクロもよいが、やはりモノクロをずっとみていたあとにカラーがくると、それだけで楽しくなる(前にも言ったような気がするが)。
この葉のみずみずしさというのはモノクロでは表現しきれないのではないだろうか。
はて、これは何を撮りたかったのやら、何となくシャッターを押してしまった理由は私自身は分かるけれど。これはモノクロの方がよかったかも。
清涼感がある。
いつもとってるような絵だが、やはりよい。
非常に綺麗に色が再現されている。
背景の空が少し難しいところ。中心もなんかもやっとした感じがある。
立体感が出ていてよい。
google 画像検索にかけたら、「桑の実」とか「マルベリー(西洋桑)」が出てきた。今度見つけたら食べてみたい。
これも google 画像検索にかけたら「赤シソ」が出てきた。
google 画像検索はなかなか面白い。
モノクロではあまりパッとしなかったがこちらは色情報もあるせいか、割とはっきりするスポットライト。
畑は美しい。
これは検索するまでもないが、ヘビイチゴ。
よくよく見ると、たくさん実がなっている。
見た目は美味しそうなのだが、実際にはスカスカして味がなかったように思う。
蛇も食べることはないようであるが、名前の由来は何なのだろう?
これは無理かと思いきや、google 画像検索で出てきた答えは「ごぼう」、確かに葉の形は似ている。正解かどうかは分からないが。
鍾乳洞を連想させる土の形。
これはどうか、google 画像検索の答えは「ネギ」、言われてみればネギっぽいところが見えている。私よりも観察力があるのでは?
合成っぽい写真。たまに気になる時がある。
どういう時に合成っぽくなるのか、今ひとつよく分からない。カメラ内の画像処理の工程でそうなってしまうのだろうか?
合成っぽいというのは、物の個としての存在感が強調されすぎている時に、そのように感じるのかもしれない。
周りとうまく溶け込めていない、浮いた存在、といった感じだろうか。
構図の影響もあるかもしれない。
紫色が美しい。紫蘭(シラン)。
カタバミの一種のようだ。
学名のカナ読みでオキザリスとも呼ばれる。
こちらはさすがに似た見た目のものが何種類かあるようで、何種類か候補が出てきた。見た目は Bellium というのが近いが、なぜかこれを検索しても日本語の情報があまり出てこない。「地中海地方に自生するキク科のデイジー科の顕花植物の属」とのこと。
名前が分かると、何となく記憶にも残るし、種に関する知識が増えるので、その植物の存在を以前よりもより深く意識するようになる気がする。
この画像は流石に特定できなかったようだ。
おそらく、アヤメ科の植物だろう。
これも蕾から開き始めたところなので特定は難しいようだ。タンポポなどが候補として出てきた。
こちらはコメツブツメクサ、1930年ごろに確認された帰化植物で、花言葉は「お米を食べましょう」と「小さな恋人」だそう(Wikipediaより)。
「お米を食べましょう」という花言葉があったとして、どのように使うのだろうか。お米を食べてない人にこの花を送ったりするのだろうか?
因みに、マメ科の植物なので、畑や田んぼを休ませる時に植えておくと、根粒菌が大気から窒素を吸収して栄養分として固定するので、土地がまた元気に戻る、そういう意味で「(私を栄養分として育った)お米を食べましょう」ということかもしれない(ちがうか)。
絞って撮ると、まあ安心してみていられるような解像感で、映りは特に個性が強いわけでもなくニュートラルな印象。
普通の映りという印象だが、そこが奥ゆかしい品の良さのような感じともとれる。
写真を見てみたら想像を超えていてびっくりというのも楽しいのだけど、見たものがそのまま再現できるというのもやっぱり重要なことだよなと。
そんな堅実なレンズ。
絞ってしまうと、スマホとかコンデジで撮った画像に近い印象になってしまうのは確かにあるんだけども。
暗部から明部への階調表現の豊かさが若干の印象を変えているのかもしれない。
と言っても、普段からスマホとかコンデジの画像と比べている訳ではないので、明確な違いがどれほどあるのかは定かではないが。
カナヘビが日向ぼっこをしている。
こんなところにしがみついてよく静止していられるものだなと感心する。
ピントがあっているようなあっていないような。
なんか水が少なくなっているような気がするのは気のせいだろうか。
日を空けてるわけではないのでそんなことはないはずだと思うが。
絞るかどうかは、ボケをどれくらいいれたいかと解像感の向上(これこそ「トレードオンオフの関係」の例だと思うが)、が絵作りに関ってくる要素だろう。
これくらい離れて撮るときには、開放だとしてもボケの効果はそれほど表れてこない。
なので、解像感をそこまで求めないのならば、遠目で撮る写真は開放でもそれほど問題ないだろう。
一方で、物に寄って撮るときは、f8 に絞っていたとしても、上の例のように背景が結構ボケるのである。対象の花は大体ピントが全体にあっていると思う。
開放で寄って撮ると、撮る対象の一部にしかピントが合わないということが良く起こるので、それはそれで面白い写真とも言えるが、絞ったほうが良いかもしれない。
どれくらい絞ればよいのかというのは経験的なものだと思うが、これまで f5.6 とかでちょっと中途半端な感じがしたので f8 くらいは必要なのかもしれない。
少しトリミングしていると思うが、全体にピントが合っているように思う。やはり f8 は必要かなと思う。
シャドー部の色がなかなかよい。
これも解像感と色の再現がとても良い。
寄って撮るときにも絞ったほうがよいということであれば、じゃあどんな時に開放を使うのか?
これくらいの背景のボケは私は大変心地よい。
暗いところでは絞れなくなるので、開放していかざるを得ない。単純に光が少なすぎるとノイズだらけになるし、そもそも画像が作れなくなる。
ISO 感度は私はできれば 100-400 くらいで撮りたいが、暗い場所だと 1600-3200 くらいを使わざるを得ないこともあるかもしれない。
暗い場所でのシャッタースピードは静止した対象なら 1/50 位はいけるかもしれない。
しかし、被写体ぶれと手振れとの戦いになるのである程度のミスショットは覚悟しなければならない。
そのため、1/200 くらいにしておくとブレに関してはまあ余裕が持てる。
「写ルンです」の設定が 1/125 だったはずなので、だいぶ余裕がある。しかし、実際1/125 というのは結構シビアなのがとってみると分かる。
しかし、そうなると開放にしたとしても、ISO 感度を 3200-6400 に上げざるを得ないような状況になってくる場合もある。
それでも K-3 III は割とまともな画が出てくる印象がある。
K-5 の頃では考えられなかったことである。
ただ、室内の暗い環境では光源のバランスが良くないために、変な色になることが多いので注意が必要である。
室内撮影はなるべく明るくして撮った方がよさそうである。