前回に引き続き、SIGMA DP2 Merrill の使用感について
一番の問題は Raw 画像の処理である。
X3F という形式が使われているのだが、
そのままでは Photoshop, Lightroom で読み込むことができない。
プラグインを導入すると、Photoshop CC でだけ読み込むことができるが、
ファイルを1つずつ読み込む必要があり、非常に効率が悪い。
SIGMA が出している SIGMA Photo Pro というソフトもあるのだが、
画像の切り替えに時間がかかったり、
Lightroom と比べるとだいぶ使いにくいので、
これもやはり非常に効率が悪い。
Photoshop の方がまだましかもしれないが、
一枚ずつ処理するのはかなりのストレスである。
しかも、時間がかかって読み込んでみたら、
ぶれていて開く必要のないデータだった、なんて事になるとますます嫌になる。
この無駄を無くす為には、Raw 画像に加えて jpeg も保存しておき、
不要な画像はあらかじめ削除しておくのが良さそうだ。
PC 上では X3F ファイルはプレビューすることすらできない。
ホワイトバランスにかなり違和感がある場合もあり、
その場合 Photoshop で カラーバランスを調整する必要が出てくる。