"photobashiru" ...

写真を中心に、ほとばしってるものを。

LOGO

2018年の3月頃、自分用の LOGO を作った。
以前からずっと作りたかったのだが、
Adobe illustrator の使い方がなかなか分からなくて、
ソフトを購入してから3年以上は経過しただろう。
ようやく、パスを描いて編集するという最低限の操作を覚えた。

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カエルは子供の頃から好きで、今回採用したのはヒキガエルである。
ヒキガエルが好きな人はあまりいないかもしれないが、
私はそうでもない。
のそのそと歩き、どかっと座り込んでいる傍若無人な様子には、
どこか心惹かれるものがある。
子供の頃、家の近くに森があって、
友人とよく遊んだものだった。
そこでヒキガエルを見つけた私は、友人から「イボから毒が出るんだぞ。」
と脅されるのもお構いなしに家に持ち帰った。その友人も生き物は好きなのだが、
そういうのを見つけるのは私の方が得意だったのだ。
(実際にはイボからではなく、耳の後ろあたりから毒液が出るようだが、
私自身は何度も触ったりしたが、毒液が出てくるところは見たことがない。)
しかし、カエルというのは生きた餌を好んで食べるから、
飼うとなるとなかなか大変である。
しかもヒキガエルは体が大きいので、私が持っていた虫かごではかわいそうに思った。
そこで自宅の庭に放してやることにした。
それほど大きな庭ではなかったのだが、木が植えてあって落ち葉もあり、
石を退ければミミズも出てくるような、子供にとっては楽しい庭だった。
それから何年か住んだのだが、
庭で遊んでいるとヒキガエルを見かけることが何度かあった。
果たしてあの時放したヒキガエルだったのだろうか。
普段はなかなか見かけないので、ずっと住みついていたとすると、
どこに身を隠していたのか不思議である。
庭でヒキガエルに再会して以来、私は密かに「庭の主」と考えるようにしていた。
そして、ヒキガエルは私にとって特別な存在となった。

2015–2016年頃は、私がパイプタバコを覚えて、
ハンドメイドパイプという、
パイプ作家が個性的なパイプを作成している分野があることを知った頃である。
「実用的でしかも美しいもの」というのは、私が長年探し求めてきたテーマで、
自分でも作ってみたいと心から思える対象だった。
小さい頃からものを作るのは好きであったのだが、
ある時からそこまで創作に対する意欲が無くなってしまった。
子供の頃、何かを作ったりしている最中は没頭して、
周りの情報が一切入ってこなくなるような感覚によくなったもので、
それが心地よく感じられた。
何か好きなものに熱中できるのは、実に18年ぶりのことであった。
火皿·煙道·ステムなどがすでにできていて、あとは木を削るだけというキットが
低価格(4,000円程度)で売られていて、8本くらい作ってみた。
形はある程度自分の好きなようにできるものの、
火皿や煙道があらかじめ決まっているためにやはり自由度は低くなってしまうし、
ステムの質があまり良くなく、使用していると噛んだ歯の痕が茶色くなってしまう。

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-FA 1:1.8 31mm AL Limited

やはり、一から全て自分で作らないと気が済まないなと思い、
製作に必要な道具を集めたり、制作の工程を調べたり、
専用工具の使い方を本で学んだり(これがなかなか進まない)と、
2017年くらいまでは少しずつやっていたのだが、
最近はなかなか十分な時間がとれずにほとんど進んでいない。

歩みはヒキガエルのように遅いが、パイプ作りは自分のライフワークにしたい、
という思いで、ヒキガエルにパイプを咥えさせた。
パイプを咥えさせるとしたらヒキガエルが一番似合うのではないか思う。