どういう訳か、1年の中でも月を撮りたくなるのはこの季節である。
明るすぎて電球みたいな月は撮りたいとは思わないし、
空のてっぺんにある月も撮る気にはならない。
頭を上げずとも見える位置に、ちょうど良い明るさの月がぽっかりと浮かんでいる。
それがこの時期の月の特徴のようだ。
10月中は、赤っぽい月とか平べったい満月とか、
撮りたかった月は他にもあったのだが、
残念ながら手元にカメラとレンズがないことが多い。
花火というと、夏のイメージが強いが、
秋のこの時期に打ち上げられることも実際に多いようだ。
確かに気候的には暑くもなく寒くもないし、月が綺麗に見えることから考えても、
空気の状態が良いのかもしれない。
そして、普段見慣れている何気ない風景も、
夜に撮ってみると案外面白いということもある。