"photobashiru" ...

写真を中心に、ほとばしってるものを。

山梨 昇仙峡(2018. Aug.)

秩父の 140 号線をそのまま西に進むと、雁坂トンネルがある。

比較的長いトンネルを抜けると、料金所があるが ETC ではない。

すると、そこは山梨の雁坂みちにつながっていて、西沢渓谷がすぐにある。

こうして、秩父経由で、再び山梨に入った。

 

ふと、ほったらかし温泉でどちらかの湯が、

日の出の 1 時間前から入れることを思い出し、もう一度行ってみることにする。

日の出の時間は 5 時 30 分頃、4 時 30 分は早すぎだろうと思い、

5 時に到着する。すると、すでに駐車場は車で一杯である。

皆考えることは同じようだ。この日は休日だった。

風呂に向かって歩いていくと、目の前に人の列が現れた。

入浴券を買うのに並んでいるのだった。

帰る気にもなれないので、仕方なく並んだ。

結局、40 分も待つはめになり、風呂に入る頃には既に日の出時刻は過ぎていた。

この日は曇りだったので、どうしたって日の出は見えなかったはずである。

この日は小さい方の風呂に入った。大きい方との違いはさほどない気がする。

2 時間程ゆっくりして、朝ごはんを食べようとすると、また行列である。

たかが卵かけ御飯に 30 分も並ぶというのはどう考えても異常である。

それでも、風呂から出たばかりでいい気分だし、景色もいいので、

皆なんとなく並んでしまうのだろう。

 

甲府へ出て、昇仙峡に向かう。

車で上がれるのはもっと上のはずであるが、

通行止になっていたため、近くの市営の駐車場に車を停めた。

ここは基本的に道が舗装されていて、観光地のようになっている。

川の流れの大きさも、西沢渓谷のものと比べるとだいぶ大きい。

歩いていくと、千田橋 · 愛のかけ橋 · 有明橋 · 羅漢寺橋という4つの橋があって、

川の対岸に渡れるようになっている。

そして渡った先は、舗装されていない山道になっている。

千田橋は見逃してしまった。愛のかけ橋を渡ってから、山道で次の有明橋に向かう。

おそらく普通の人は通ることはないのだろう。

草が生い茂って、かなり道が分かりにくい。なんとか橋に出た。

この時はこれが有明橋と勘違いしていたが、実は羅漢寺橋であった。

山道を進んでいくうちに有明橋は通り越してしまったようだ。

 

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

羅漢寺橋を渡って、舗装された道へ戻ろうとした。

しかし、橋で写真を撮っている人がいたので、

橋の横にある山道に続く小道に進んだ。

この時は、有明橋のつもりなので、

もう一つ橋があると勘違いしていたのだ。

 

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

落ちたら大変なことになりそうな崖っぷちの細い道を抜け、平凡な林を抜けると、

急に山道はこれまで以上に厳しくなる。

沢を越えるために山の奥に入り込んで、沢を渡り、また沢が現れる。

これを何度か繰り返していくと、ますます厳しい道になり、

そのうち目印のピンク色のテープも見えない場所になってしまった。

大きな岩がいくつも現れ、それらの下、あるいは上に回り込んで先に進んでいくと、

上方にこれはもう超えられないだろうという岩がまた現れる。

これはまずいと思い引き返すことにした。

引き返すものの、似たような景色を幾つか越えてきたため、

辿ってきた道が分からなくなる。

進んだり、戻ったりを繰り返し、何とか戻れそうな地点までたどり着いた。

危うく遭難するところであった。

 

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

羅漢寺橋にようやく戻ると、かなり時間も体力も消耗した。

途中の店で、岩魚定食を食べてようやく回復した。

 

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後で地図を見てみると、この覚円峰の麓の森だったのかもしれない。

簡単な装備で立ち入るべきところではない。

 

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

仙娥滝(せんがたき)の脇を階段で登りきると、

水晶や宝石を扱う店がたくさん出てくる。

今では国立公園になっているため、水晶を採ることはできないのだそうだが、

かつて産出されていたという理由だけで、世界中から集められた石が売られている。

 

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-5 Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

観光地でありながら、一度道をそれて森に入ると登山経験者の山になる。

山の恐ろしさを体験した1日であった。