以前に一度 HDD から HDD への交換を行っている( 2015. 03. )。
この時は、急に電源が落ちたり、再起動時にビープ音がしたりと、
動作に異常が見られるようになってから、突然クラッシュした。
今回はまだそこまでではないが、動きが少し遅いようだし、
色々なリセットを行ってもそこまで回復しないという点から、
少し動作に怪しいところがある気がするので交換することにした。
だいたい 3-4 年で交換していることになる。
iMac に比べると MacBookPro の HD 交換はだいぶ容易である。
裏蓋のネジを開け、HDD の長辺の両脇にある黒いプラスチック製の固定器具のうち、
内側の方の固定ネジを外す。
すると、HDD が持ち上げられるようになるので、これを外す。
HDD の長辺の側面には、固定ネジが 4 本付いているので、
これを外して新しい SSHD へ付け替える。そして元通りに固定する。
裏蓋をはめてネジを締める(ネジの長さが場所によって違うので注意。)
これだけである(あまりに簡単だが、これも保証外の作業にあたるのだろうか)。
前もって作成しておいた MacOS Sierra のインストーラ(USBメモリに保存)から、
OS をインストールする。
(インストーラの作成は、
OS のインストーラがアプリケーションに保存してある状態で、
ターミナルから "createinstallmedia" コマンドを実行する。)
インストーラ USBメモリを挿した状態で、option を押しながら起動する。
そのあと、「Time Machine や他のMacからの復元」、「OS のインストール」、
「ディスクユーティリティの起動」を選択できるので、
ディスクユーティリティをまず起動する。
交換した SSHD をフォーマットする。
ここで、「暗号化する · 大文字と小文字を区別する」などを選択できるが、
Time Machine と同じ形式でないと後で復元できないので注意する。
(ここで、一度間違えてしまい、やり直した。)
フォーマット後に、OS のインストールを行い、
続けて出てくる移行ユーティリティを使用して、
Time Machine で Backup してあったデータを復元する。
これで問題なく元通りになった。
Time Machine はとても便利な機能である。
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(Time Machine の落とし穴)
以前、まだ OS のアップグレードなどに不慣れな時期に、
Time Machine を過信しすぎていたことが原因で大失敗したことがある。
Time Machine でバックアップをとり、OS をアップグレードした後に、
データの復元を後で行うにして、先に進んだところ、
PC が立ち上がった後、色々と環境設定の事を聞いてくる。
この中に、Time Machine の設定もあって、外付け HDD を Time Machine の
保存先に設定するかどうかを聞いてくる。
初めての人には良い機能かもしれないが、正直なところおせっかいでもある。
ここで、「設定する」を選択すると、
以前の OS のデータは新しい OS では引き継げないので
「消去して良いか(フォーマットして良いか)」を聞いてくる。
この時、注意をあまり読まずに「良い」をとっさに選んでしまい、
一瞬にしてデータを失ってしまった。
自宅の iMac だったのでまだ良かったものの、
その後保存してあった写真の復元作業などで多大な時間を浪費した。
それ以来、復元用データは外付け HDD に、保存用データはクラウド上に、
と二重にバックアップするようにしている。
(今思えば、なぜあんな不注意な行動をしたのが不思議だが、
色々とやることがあって心に余裕がなかったのだと思う。
それ以来、「根を詰めない · 決して無理をしない」を motto にしている。
無理をして報われたことは今までに一度もないからである。)