スマートフォンの電車アプリというのは大変便利なもので、電車で旅をする時に
少し前だったら結構時間をかけていた乗り継ぎの下調べが必要なくなってしまった。
青春18切符は、夏とか冬の期間限定で使えるが、
これを有効に使った旅がいとも簡単にできてしまう。
例えば、東京から始発で出発して、1日中鈍行電車に揺られていれば、
その日のうちに広島くらいまではたどり着ける。
問題は途中の休憩で、乗り継ぎの時間が1分とか短いことが多いので、
昼ご飯など何かを買いたい時には時間がないことがある。
西日本の場合、車両にトイレが付いているので、
これに関しては乗り継ぎが短くても困ることはあまりない。
1日中電車に乗るのは苦痛だと思う人もいるかもしれないが、
読書をしていれば飽きることはないし、疲れたら景色を見たり、
眠くなったら眠ればいいだけの話で、家で読書するよりもよほど効率が良い。
電子書籍で幾つかのデータを入れておけば、読むものがなくなる心配もないし、
荷物が重くなることもない。
角島には以前から行きたいと思っていたのだが、
広島で一泊して、翌朝始発で出発して角島に寄り、下関で宿泊する計画であった。
下関から角島までのアクセスは若干悪い。
しかし、やはり行ってみると、素晴らしい海である。
車道だけではなくて、サイクリングロードとか歩道も作ればよかったのにと思う。
角島に渡った。島の中は歩いて1日で何とかまわれる程度の大きさである。
途中で観光地のような場所もある。休憩しているとツバメがいた。
イカを乾燥させる機械。
魚を乾燥している網。
何時間も歩いて疲れたが、そうするだけの価値のある場所であった。
ただ、帰りのバスの便の数など、注意すべき点はある。
夜は下関で泊まったが、駅前は早く閉まる店が多くて、
夕ご飯にありつけずに寝る羽目になった。