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写真を中心に、ほとばしってるものを。

山梨 甲武信ヶ岳(2018. Aug.)

西沢渓谷の入り口から、甲武信ヶ岳に登れる。

名前の通り、甲州甲斐国)· 武州武蔵国)· 信州(信濃国)にまたがった、

つまり、山梨県 · 埼玉県 · 長野県の三県の境にある山である。

名前の由来については、拳に似ているからという説もあると言う。

標高は 2,475 m で、西沢渓谷入口から頂上付近の甲武信小屋までの

標高差は 1,260 m である。

長野県側の毛木平からのルートは日帰りが可能らしいが、

山梨県側の西沢渓谷入口からのルートは、片道 6 時間程度とされ、

日帰りは厳しく甲武信小屋で一泊するのが一般的らしい。

不安もあったが、折り返しのタイムリミットを決めておいて、

行けるところまで登ってみることにした。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

登り始めると、丁度良い長さの木の枝があったので杖として使うことにした。

これは拾っておいて本当に良かった。

しばらく行くと、いきなり斜度 60º はありそうな、斜面にぶち当たる。

開始早々に、やはり引き返そうかと迷う。

杖や木に掴まりながら、なんとか登りきる。

きつい登りがひと段落すると、散歩道のような場所がしばらく続く。

そして、またきつい登りにぶち当たる。

これの繰り返しである。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

水 2 L、食料、カメラという軽装で登ったが、それでもかなりきつい。

きつい登りにぶち当たるたびに数を数えていたが、

上に登るほどに、散歩道の長さは短くなり、

10 の試練くらいまでは数えられていたものの、

それ以降は分からなくなってしまった。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

ピンクのテープを頼りに登る。道が分かりにくくなってくる。

ある程度の高さまで行くと、雲なのか霧なのか周りが白くなってくる。

また、植物の種類も少しずつ変化している。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

そして、崖崩れでも起きたような場所を横目に進む。

バランスを崩したら大変なことになりそうだ。

途中にはどの地点にいるのか、標識がほとんどないので、精神的に追い込まれる。

途中で持ってきた桃を食べて、回復する。

桃の匂いのせいか、ハエがうるさい。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

木賊山(とくさやま) • 破風山(はふさん)• 戸渡尾根(とわたりおね)

の看板が出てきて、ようやくある程度まで来たことに安心する。

しかし、ここから甲武信小屋までは結構な距離がある。

途中で、木賊山の三角点を通過するが、特に展望があるわけではない。

そして、ようやく甲武信小屋に到着する。

ここに至るまでの経路は、近丸新道と徳ちゃん新道の二つの道が

戸渡尾根に合流するようになっている。

近丸新道は、古いルートなのか危険とあるので、徳ちゃん新道から登る。

甲武信小屋には徳ちゃんとその奥さんと思しき人が住んでいる。

この道を切り開いたり、生活物資を運んだり、という生活を想像をすると、

とんでもない人達だなと思う。

小屋から頂上までは、約 20 分程度、ここまで約 4.5 時間かかったが、

結構ハイペースだったため、かなり疲れた。

しかし、座ってしまうと、疲れがどっと出ることは分かっていたので、

立ったまま荷物を降ろす程度に休むにとどめる。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

頂上からは、周りの山が見渡せる。

頂上には 20 分位いただろうか、小屋に戻りまた少し休憩する。

小屋に泊まって朝日を眺めるのも良さそうだ。

降りるルートには、破風山 • 雁坂峠を通るものがあるが、今回は時間がないので、

来た道をそのまま引き返す。

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

降りるのは、登りよりは楽だが、疲れがたまっているので、

エネルギーをこまめに補給しながら降りる。

途中雨が降ってきて、しばらく雨宿りをする。

 

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Camera: PENTAX K-1, Lens: smc PENTAX-DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR

降りるときに一番きついのは、やはり初めの急斜面だった。
下りは約 5 時間、全部で 10 時間位かかった。