朝から7時間くらい何も食べずに歩き回っていたので、
車で雁坂みちを下り、「いろり」でほうとうを食べた。
「焼きほうとう」というのもあったが、こちらはうどんのような丸い麺で、
コンロにかけながら食べるらしい。
夏限定の「おざら」は、ほうとうの平たい麺を汁につけて食べる、
素麺やざる蕎麦のようなスタイル。
「おざら」は前日に食べていたので、昔ながらのほうとうにする。
それにしても、ほうとうはなぜあんなに旨いんだろうか。
食べた後で、近くの果物の販売所で桃を一つ買った。
雑談をしていると、フルーツ公園からの甲府盆地の夜景は、
「新日本三大夜景」の一つに選ばれているという。
そして、フルーツ公園のさらに上に行くと、
「ほったらかし温泉」という有名な温泉があるということなので、
そこに行ってみることにした。
フルーツ公園の中にはドーム状の建物がいくつかあり、
子供の遊び場やレストラン、喫茶店や果物に関する展示などがある。
ドームの周りには、花や果樹が植えてあって、かなり綺麗になっている。
公園の上方には、ホテルや温泉もある。
公園だからだろうか、駐車や展示物を見るのは無料である。
喫茶店のフルーツジュースも美味い。
「ゆるキャン△」というアニメのポスターが貼ってあったが、
これはアウトドアを題材にした作品で、フルーツ公園も登場している。
昼間でも、ここから見る甲府盆地はかなりいい眺めである。
「ほったらかし温泉」は、フルーツ公園に近接してある温泉施設のさらに上にある。
「あっちの湯」と「こっちの湯」の二種類があるが、入れる時間帯が分かれている。
入ると風呂の前にはススキがたくさん生えていて、
甲府盆地を見渡せるようになっており、何とも開放的である。
山の斜面に沿って風呂が二段になっている。
下の風呂はかなりぬるめで、上の風呂は少し暑い。
交互に入ったりしていると、何時間でもいられるようだ。
せっかくなので、暗くなるまで風呂でゆっくりして、
フルーツ公園から再び夜景を眺めた。