連休中、せっかくなので日帰りでどこか行こうと思い、
近場で人があまりいなそうなところはないかと考えていた。
子供の頃、千葉（船橋）に住んでいたのだが、
房総半島の南の方はまだほとんど行ったことがなかった。
家族旅行で鋸山に一度行ったくらいだろうか。
東京近郊の千葉というのは日常的に非常に道路が混雑している。
ごく普通の道が渋滞していて、両親はいつもこれを嫌がっていた。
連休中だったせいもあるのか、アクアラインはものすごい行列だった。
最初何の列か分からずにずいぶん走ってしまい、
列に割り込むのも気がひけるし、ずっと待っている気にもなれないので、
湾岸線でぐるりと回っていくことにした。
家を出るときには、ナビは 11:30 に到着の予定を表示していたが、
目的地周辺に着いたときには 14:00 を回っていた。
君津にある「田舎レストランじんべえ」で昼食をとった。
南房総の各漁港（天羽·保田·勝浦）から仲卸直営の海鮮系のお店である。
金目鯛の煮物や刺身、かじめ（海藻でネバネバしている）の味噌汁、
タコの揚げ物など、これだけで来てよかったと思えるうまさだった。
ただ、このお店、田んぼのど真ん中に位置していて、
車1台しか通れないあぜ道を通る必要がある。
入る時に、出てくる車とタイミングが合ってしまうと、
どちらかが戻るしかないので注意が必要である。夜は田んぼに落ちそうで怖い。
店の外には小さな釣り堀もある。
姿は見えないのだが、田んぼからはコロコロと蛙のなく声がする。
さらに南方に車を走らせ、「清水渓流広場」に寄った。
「亀岩（かめいわ）の洞窟」、「濃溝（のうみぞ）の滝」が有名らしいが、
木道が続いていてこちらの方が綺麗で良かった。
蛍が生息しているということなので、5月下旬から6月下旬に再訪してみたい。
ここはちょっとしたところだったので、続いて養老渓谷へ移動した。
周辺にはハイキングコースがあるようだが、まわろうとすると丸1日はかかりそう。
養老渓谷駅に隣接する駐車場に車を止め、少し歩いた。
今回は舗装された道を歩くことしかできなかったが、
ちょっと散歩をしたい、くらいの気持ちの人にはちょうど良いかもしれない。
時間のあるときに再訪して、山道にも入ってみたい。
