三保松原(みほのまつばら)へ行くのも初めてだった。
海岸に大きな松の木がずっと続いている。
調べてみると、約 3 万本の松の木が約 7 km の海岸に広がっているとのこと。
行く前に Google Map で検索してみたが、なぜか出てこなかった。
広範囲に広がるような地名は検索に引っかからないのだろうか。
三保松原 【富士山世界文化遺産構成資産登録】|【公式】静岡のおすすめ観光スポット/駿府静岡市~最高の体験と感動を
松林を抜けると、駿河湾が広がる。
ターコイズブルーの海には濃淡がある。
いつも不思議に思うのだが、海のこの濃淡はどうしてできるのだろう。
浜を歩いていると黒っぽくて丸い石がたくさんある。
というのも、この浜は沿岸流によって運ばれた漂砂が堆積してできた
砂嘴(さし)だということだ。
黒い石に石英質の白い部分が一回りしたような「はちまき石」というのも
たまに落ちている。
砂嘴 - Wikipedia
海は定期的に行くべきところだと思う。
眺めているだけで、心がリセットされる。
パソコンだったら、たまには再起動してねというのが、
自分にとっては海に行くということなんではないだろうか。
特に何が変わるわけではないのだが、すっきりとする。
駿府というのは、駿河国府中の略であるということで、
江戸時代には政治的な中心地であったということだ。
今川家の人質として過ごした竹千代にとっては、
駿府での生活は辛い日々ではなかったのかとも思っていたが、
徳川家康になってから、再び駿府に移ったことを考えると、
まんざらでもなかったのかもしれない。
「一富士、二鷹、三茄子」という言葉も家康の言葉が起源だという。
家康公の史話と伝説とエピソードを訪ねて - 駿府城内の伝説から
駿府 - Wikipedia
羽衣伝説とも所縁のある場所だということで、
静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」という施設が
2019年3月からオープンしており、色々な展示があった。
静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」 - 三保松原
「しずおかおでん」というのが有名らしい。
茶店みたいなところで売っていたので、食べることにした。
自家製の味噌だれをつけてくれたので、
おでんというよりかは味噌田楽のようであった。
三河の人は味噌田楽の方が好きなのかもしれないが、
関東ぐらしの私にとっては普通のおでんの方が良かったか ...
味噌をつけない状態でも食べてみたかった。