(12年前の旅を振り返っている。北海道に渡って4日目。)
羅臼岳の近くの道を通ったと思うので、知床峠という山道だったのだろう。
朝方だったこともあるのか、標高が上がると霧がかかったようになって、
枯れ木のような白い幹が山の緑色に混ざって幻想的な雰囲気があった。
摩周湖と屈斜路湖の間には硫黄山がある。
運転に疲れたので、硫黄山までハイキングすることにした。
分かりにくいが、中央にキツツキが写っている。
初めは森を進んでいく。
しばらく進むと植生が少し変わったのか、木があまり見られなくなってくる。
硫黄山が見えてきた。
近づいていくと、緑がない部分からガスが噴出しているのが分かる。
帰り道にかわいらしい蛇に出くわした。
威嚇しているのだろうけれど、あまり怖くない。