HD PENTAX-DA F4 15 mm ED AL をつけた時に「夏天」というカスタムイメージが選択できるということで、ちょっと使ってみようかと思いほとんど使用していなかったこのレンズを持ち出してみた。
以前屋久島に行くときに持って行ったのだが、森の中は暗い上にツアーみたいなのに参加していたので、あまり余裕を持って撮影できずに手ブレした写真を量産してしまった。それ以来あまり使っていなかったのである。
私は普段カスタムイメージを使用しないのだが、今回も撮ってはみたもののやはり Raw 現像の方がいい様な気がして、ここに載せているものは全て Raw 現像したものである。
jpeg の撮って出しで、それほど問題はないと思うのだが、やはりそれなりに条件を絞り込んでいかないといけないので、ちょっとした街歩きではそこまでするのは面倒だなと感じてしまう。
街歩きで 15 mm の画角(APS-C なのでフルサイズ換算で 23 mm くらいの画角)はやはりちょっと難しくて、トリミングしたものもあったと思う。
明るい条件であれば、開放 F4 でもそれほど気にならない様に思う。夏の晴天下であればもう少し絞っても良いかもしれない。
カスタムイメージの「夏天」はコントラストが強めのイメージで、空の青色が濃くて綺麗に出る(載せてないが)。
作家の展示がいくつかあったので目的地にして、電車で移動しながら街歩きをした。
ちょっとした展示だと 10-15 分とか長くても 30 分くらいで見終わってしまうので(もっと見続けていることもできるのだが、私の場合は長居するのはなんだか気が引けてしまう)、それだけの為に行くのはどうも味気ないので、3 箇所くらい目的地があって周りに歩いて面白そうな場所があるとなお良い。
井の頭公園は初めて来たが、写真を撮るだけのためにわざわざ来ることもないと思うし、ぶらぶらするにはちょうど良い感じの場所である。
展示を見て何か刺激を得る事もあるのだが、私はやはり散歩しながら写真を撮っている時間の方が楽しい気がする。
この日は井の頭公園が一番楽しかったなと思う。
代官山は何度か行っていおり、綺麗な街ではあるが、今回はあまり引っかかるものが無かった。
池からの太陽光の反射を見ると、レンズによっては出ることがあるピンク色の色被りはほとんど見られない。良いレンズだなと思う。
ただ、綺麗な絵ではあるのだが、私的にはもう少し個性があるレンズの方が好きな気がする。感覚的なものなのだけれども、ある種の驚きが足りない様に思う。
「三つの醜い真実よりも、ひとつの美しい嘘を」
そんな言葉を思い出した。