粟又の滝の下流は養老川と呼ばれていて、
河川の名前から養老の滝と呼ばれることもあるという。
養老川の両脇は 2 km くらいの遊歩道になっていて、
ちょっと散策するにはちょうど良い長さだ。2年前はここは歩かなかった。
遊歩道の途中には 5つほど別の滝があるらしいが、
全てを見つけることはできなかった。
途中、雨がぱらつくこともあったが、それもまた風情がある。
少し紅葉しているところも。
柔らかい岩層なのかよく分からないが、鱗状に削られた川底の斜面の中に、
石あるいは水流によって削られたのか、
丸い窪みがいくつも形成されているのが見つけられた。
養老川周辺の岸壁には、層状の筋の入った岩がよく見られる。
柔らかい層と硬い層が交互に積層したような地形で、
柔らかい層が優先的に削られると急崖(きゅうがい)のようになり、
硬い層は緩斜面を形成する、このような地形をケスタというらしい。
粟又の滝もそのような浸食作用で形成されたということだ。