ナビで目的地にした中津峡に向けて 210 号線を進んでいくと、
駐車場が見えてきたのでここで車を駐める。
トイレが併設してあり、地図で確認すると、
相原橋というバス停でもあるようだ。
車を降りてすぐ、道路の向かい側に、秩父槍ヶ岳の登山口がある。
どうもその登山道の最初の方は「野鳥の森」と呼ばれているようで、
「野鳥観測コース終点」までは 2 時間程かかるようだ。
その途中の「野鳥観察小屋」までは 30 分程かかるとある。
熊出没、遭難者多し、の注意書きがある。
この森はここら辺に幾つかある「ふれあいの森」のうちの一つらしい。
とりあえず、観察小屋まで行ってみることにするが、
初めからして急な登り道である。
しかも、この先通行禁止のロープが見えている。
近づいてみると、ロープの脇に本来の登山道が続いていた。
歩を進めていくと、沢に沿って足元の危なげな歩道が渓谷の斜面に刻まれている。
何やら危険な雰囲気がある。
野鳥観察小屋まで着くと、野鳥観察コース終点までは 2 km という看板がある。
終点まで行けるか分からないが、もう少し進んでみる。
沢から離れ、かなり急な山道が続く。
途中、倒木が歩道を塞いでいた。
歩道も注意していないと、見失いそうである。
もはや、「野鳥観察コース」などという穏やかなイメージのものではない。
時間も夕刻に近づいていたし、所持していた 330 mL のペットボトルでは、
到底登りきることができないと判断し、
野鳥観察小屋から 500 m くらいの地点で引き返すことにした。