「ほとばしる◯◯」と言う時、
瑞々しく、感覚的で、神聖で、繊細で、それでいて力強く、
時には何かを賞賛するような、そんな印象がある。
小さい頃、何か心惹かれるものを模写するのが好きだった。
トカゲや昆虫などを捕まえて、いつでも眺められるようにしていたかった。
それらに共通するのは、対象から「ほとばしっている」何者かを記憶や実体として、
何らかの形で保存したいという執着や欲求があったからではないかと思う。
そんな感覚は大人になった今でも変わることはない。
「ほとばしる」何者かを目の当たりにした時、「霊感」を得る。
そんな時、僕はカメラのシャッターを切ることにした。
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と、何やら言い訳がましい文章を書いてみたが、
何もそんな気取ったものを作りたいわけではない。
旅や日常での何気ない出来事とか、考えていたことを、
ちょっとしたメモ書きのような形で記録しておこうと思う。
子供の頃は文章を書くのが大嫌いだったものだが、
今になって文章を書こうと思えるのだから不思議なものだ。